湿度を下げる方法5選
夏場の人が感じる快適な温度・湿度は
室温 25~28℃ 湿度40~60%
絶対湿度13g/㎥以下です。
実際に湿度を下げる方法は、
大きく分けて5つあります。
それぞれご紹介していきます。
エアコンで下げる
広い範囲を一番効率よく湿度を
下げる方法です。
エアコンで湿度を下げる方法は
大きく分けると2つあります。
1.冷房で下げる
・・・室温が下がり湿度が下がります。
2.除湿でさげる
・・・① 弱冷房で湿度を上げます。
② 再熱除湿でなるべく温度を
下げないで湿度だけを下げます。
それぞれのメリットデメリットは、
以下の表の通りとなります。
冷房がいいの?
除湿がいいの?
どっち?
結論・・・
弱風低温冷房一択です!
(例として、温度設定を19℃の一番弱風でエアコンを稼働するような運転方法です。)
理由としては、最もコスパの良い除湿方法だからです。
根拠として、一般社団法人日本エネルギーパス協会理事の
今泉氏による実験結果で証明されています。
水色が除湿量です。
COPとは、省エネ性を表す数値で
大きいほど省エネです。
再熱除湿は電気代も高く除湿量も少ないので
費用対効果が少ないことが分かります。
湿度を思いっきり下げたい場合は、強風冷房
が圧倒的に除湿できますが代償として電気代
が多くかかるのと室温が下がりすぎるデメリ
ットがあることがデータより確認できます。
まとめると下の表のようになります。
除湿機で下げる
除湿機は、洗濯物を干したりする部屋など、ピンポイントなスペースで除湿するのに効果的です。理由は、機種にもよりますが、除湿の最中に室温が1℃~8℃も上がってしまうため居室に適しません。そんな除湿機には大きく3つの方式があります。
①コンプレッサー式 電気代 約4円/1時間
②デシカント式 電気代 約15円/1時間
③ハイブリッド式 電気代 約10円/1時間
それぞれのメリット・デメリットは下の表の通りとなります。
まとめると
1年中使いたい場合は、効率的で室温に影響の少ないハイブリット方式がおすすめです。
音が気にならない物干しスペースでは、電気代の安いコンプレッサー方式も良いと思います。
用途に併せて、方式を選びましょう!
換気で下げる
換気の方法は
2つあります。
①窓開けによる換気
②換気システムによる換気
①窓開けによる換気
湿度調整の場合、
季節によっては注意が必要です。
元々部屋が潤っていて外気が乾燥していれば、窓を開けると部屋の湿度は下がります。
(例:冬に大人数で鍋をやって部屋に湿気がこもった時など)
夏に湿度が高いと感じて、窓を開けたとしても外の湿度が高い場合は、逆効果となります。
参考に「湿度を下げたい!」と思う梅雨から夏にかけての平均湿度は以下のようになります。
2021年 東京の平均湿度
6月 77% 7月 83% 8月 80% 9月 83%
;気象庁 データより引用
②換気システム
2003年以降の建物には、
換気システムが必ず付いています。
換気システムを動かすことで
室内にある余分な湿気を外に排出してくれます。
ただし、換気システムが正しく動くには
家そのものの性能によって左右されます。
換気システムがない場合は、
キッチンの換気扇にむけて、
サーキュレーターで湿気がこもった部屋から
空気を送り出すのも効果的です。
まとめると、
換気で湿度を上げようとする場合は、
窓開けより換気システムが有効です。
小物で下げる
部屋の隅々まで、除湿するのはエアコンでも難しいです・・・
収納やキッチン・水回りなど小さなスペースの湿度を
ピンポイントで下げたい時には、
小物で除湿するのが一番です。
代表的な小物を4種類紹介します。
① 除湿剤
押入・クローゼット・シューズBOXの中に入れると効果的です。
置く場所はどこがいいの?
収納の一番下段が効果的です。(エステー)
置き型除湿剤ならコレ!
エステー ドライペット スキット (my best 調べ ランキング1位)
除湿力 コスパが良い
実験では、78%の湿度を18%まで
下げることに成功!
押入やクローゼットにおススメです!
エステー S.T ドライペットスキット 3個パック 420ml×3〔除湿剤・乾燥剤〕【rb_pcp】 価格:178円 |
② 炭を置く
スペースが少ない場所でも置けます。
キッチンの収納部分やトイレ、
シューズBOXの中もいいですね。
最近は、インテリア性の高いグッズも
多数あります♪
炭系除湿グッズならコレ!
価格:2,728円 |
出雲屋炭八の「炭八 スマート小袋」は、
珍しい木炭が主成分の商品。
厚みがないので、
狭いスペースにもサッと
差し込んで使えます。
実験では78%を換気と
併用で25%まで湿度を
下げることができたようです。
さらに、下のケースに入れれば
クローゼットにも引っ掛ける
ことができるんです♪
③ スノコ
押入の湿度をなるべく上げたくない場合は、
スノコの使用が効果的です。
いくら家が高断熱でも湿った布団をしまうと
温度差でカビが生えてくることがあります。
除湿材との併用で収納部分の湿効果が上がります!
スノコならコレ!
価格:7,986円 |
このスノコの良い点は?
掃除がしやすい、除湿剤を入れる隙間がある。
組み合わせるから、押入れの幅に合わせやすい。
樹脂製なのでカビの心配がない。・・・お手入れ簡単
さらに、フローリングに布団を敷いて寝る場合にも有効です!
④ 結露防止グッズ
窓に貼るシート・テープで結露を防止して湿度が上がるのを防ぎます。
結露防止グッズならコレ!
価格:4,290円 |
珪藻土を使っているので、給水力が高い
何回でも利用できる。
洗って乾燥
吸放出性があるので、
乾燥対策もできる。
一日着たスーツや頻繁に洗えない上着などを片づける時、ハンガーに一緒にかけておくだけで湿気やニオイを取り除いてくれます。場所を取らずにセットできて、クローゼット内などの除湿や脱臭にも。冬の結露対策やブーツの除湿などにも使える優れものです。
家具や収納の配置を工夫する
ここでは、湿度を下げるというよりも
湿気が溜まりにくい室内環境を
実現するためにお知らせします。
家具 ソファーは空気が循環しやすい
足つきの物がおススメです。
掃除もしやすいです♪
最近は、掃除で移動しやすいソファー(yogibo)も流行っています。
配置の工夫としては
家具と壁の間に少しスペースを
設けて配置しましょう。
空気が循環してカビの対策になります。
併せて、防カビスプレーを収納家具の裏に塗布しておくと効果的です。
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プロも認める防カビ効果は2年!
いろいろな部分に使える
万能な防カビスプレーです!
このスプレーの効果を今年の梅雨まで実験しますのでライフスタイル編をご覧ください。